移転祝いのマナー・贈り方
上品な美しさの胡蝶蘭は、移転祝いの品としても人気を集めています。今回は、胡蝶蘭を移転祝いの品として送る時のポイントを紹介します。
たいていの場合、贈った胡蝶蘭は店舗や事務所の中に飾られることになります。胡蝶蘭は意外と大きいので、贈り先に十分なスペースがあればよいのですが、小さな事務所や店舗ではかえって邪魔になってしまう可能性もあります。移転先が狭い場合は、あまり大きすぎない胡蝶蘭を選ぶと喜ばれるでしょう。
胡蝶蘭のような生花は、時間がたてばたつほど鮮度が落ちて花が萎れてしまいます。あまり早くに贈ってしまうと、移転当日には花が萎れてみすぼらしくなってしまう可能性があります。美しい花を長く楽しんでもらうためにも、胡蝶蘭を贈る日付は移転の当日が望ましいでしょう。
ただし、新しい場所で営業を開始する当日は、何かと作業があって忙しいものです。胡蝶蘭の受け渡しが負担にならないように配慮することを忘れないでください。
当日の受け渡しが難しければ、前日に贈ってもOKです。ただし、確実に受け取ってもらえるように誰か移転先にいるかどうかの確認はしておきましょう。
移転日を過ぎてから贈ってもマナー違反にはなりませんが、あまり日が開いてから移転祝いとして胡蝶蘭を贈るのはふさわしくありません。胡蝶蘭を贈るのなら、移転から一週間以内を目安にしてください。
移転祝いの胡蝶蘭には、立札を添えるのが一般的です。立札には「移転御祝」「祝移転」等と記載するのが一般的です。花屋に相談すれば、どのような立札を添えればいいのか教えれくれますから、わからないことがあったら相談してください。
移転祝いに人気の胡蝶蘭
移転祝いの胡蝶蘭を贈った体験談
取引先の移転祝いに胡蝶蘭を贈りました私は長らく不動産会社に勤めています。中規模の会社ですが、アットホームな会社で楽しく働いています。取引先の会社さんも感じの良い方が多く、事務方の私ですが、取引先の営業さんたちとたまに飲みに行ったりもしています。
私は総務部に所属しているのですが、取引先の会社の一つが事務所移転をすることになりました。簡単に言えば会社のお引越しですね。我が社としても移転祝いを贈るということになりました。
移転祝いといえばやっぱり胡蝶蘭かな、ということで、総務部事務方のお仕事として私は胡蝶蘭を選んで取引先にお贈りしました。
課長からは予算だけ提示されて、その金額程度で好きな胡蝶蘭を選んで贈ってくれという指示でしたので、なるべく良い物をと思っていろいろ探しました。
まずは近所の花屋さんを見てみました。これがあまり魅力的なものがなくて、なおかつ割高な感じがしまして、ちょっとインターネットの花屋さんを調べてみました。
そうしたら、同じ値段ではるかに立派な胡蝶蘭を売っていまして、これだと思って決めました。
後日、取引先の方に聞いたら、大変見栄えのする品で会社の皆さんに喜んでいただけたようでした。
しかも玄関の一番目立つ場所に飾ってくださっているようで、良い品を選べて良かったなと思いました。